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導入事例 「ケースの改善で、運搬効率向上、梱包作業時間を1/4に削減!」

パナソニック電工株式会社 CSR・社会貢献室 CSR・社会貢献 主担当 布谷秀嗣 様

※社名、部署名は当時
パナソニック電工株式会社様より、次世代教育支援活動の一環である、「あかりのエコ教室」で用いるケースをご依頼頂きました。今回のインタビューではお問合せに至った経緯から、プラダンケースを実際に使用してのご感想までをお聞きしました。 「あかりのエコ教室」を含むパナソニック電工様の次世代教育支援活動については下記サイトをご覧ください。

▼パナソニック電工株式会社 次世代を担う子供達への支援活動

今回納品させて頂いたケース

※画像の上にマウスポイントをのせると、詳細が表示されます。

▲内容物(実験器具1組x12)

▲内箱
※実験器具が1組入ります

▲外箱
※外箱には内箱が2組入ります
ケース仕様
■内箱:  370 × 362 × h337 mm
■外箱:  436 × 774 × h354 mm ※外箱は2箱をベルトでまとめた状態で台車に取り付けが可能
■オプション:  ベルト、袋取っ手、マジックテープ、台車、緩衝材
■使用状況:  自社便・路線便
■内容物総重量:  約5kg(内箱梱包時)/約10kg(外箱梱包時)
お客様からの課題 (1)ケースを軽量化し、女性の講師でも運搬が楽になるようにしたい
(2)電球等の割れ物の梱包作業を効率化、簡易化したい
(3)実験器具を1組でも、8組でも輸送できる梱包形態にして欲しい。
ヤマコーの解決策 (1)運搬効率の面から従来4組1梱包だったものを2組1梱包(外箱)に変更し、外箱1ケースあたりの重量を20kg超→10kgに抑えました。また、従来通り4組の実験器具を運ぶ場合には、外箱2つをベルトでまとめ、台車に取り付けられるようにしました。
(2)電球は専用緩衝材にはめ込み、手回し充電気はウレタンで挟み込む事によって梱包できるようにしました。
(3)実験器具を1組ごとに梱包できる内箱をつけることによって、1組でも、複数組でも輸送可能にしました。

お客様インタビュー

対談メンバー紹介
省エネについて「体験」し、「考え」、そして「感動」してもらう出前授業
今回、弊社から納品させて頂いたケースは「あかりのエコ教室」でご使用になるとお聞きしましたが、どういったご活動なのでしょうか?かなり面白い実験をなさるとの事ですが…
布谷様:
せっかくですから、少し体験してみましょうか?「あかりのエコ教室」では、白熱灯、蛍光灯、LEDの3種類のランプを使った2つの実験を通じて省エネについて「体験」し、「考え」、そして「感動」してもらう事を目指しています。 1つ目の実験では、電力測定器を用いて3種類のランプの消費電力について体験してもらっています。
山本:
明るさはほとんど同じなのに、消費電力は何倍も違うんですね。驚きました。
布谷様 :
そうなんです。実際に数字でみるとびっくりするでしょ?この消費電力をさらに実感してもらうためにもう1つ実験をしてみましょうか。この手回し発電機を白熱灯の明かりがつくまで回してみて下さい。
山本:
(白熱灯を手回し発電でつけながら) おおっ、ようやくついた!なかなかつかないものですねー。
布谷様 :
それでは次にLEDの明かりをつけてみて下さい。
山本:
(LED電球を手回し発電でつけながら) おおーっ!さっきと全然違う!発電機を回していて段違いに軽く感じます!!
布谷様 :
かなり違うでしょう。今回は1人で(手回し発電機を)回して頂きましたが、実際の授業では、5人組のグループで協力して発電してもらいます。私たちの授業では、誰か1人が体験するのではなく、全員が体験できるように配慮しています。ランプが点灯するまでに何人の力が必要なのか、自分たちが作用した結果を、自分たちの目で確かめてもらえるようにしています。この実験をすると、それまでつまらなそうに授業を聞いていた子が、急に張り切って実験を仕切り始めたり…本当に目の輝きが変わるんです。そういった子どもたちの変化を見るのは毎回の授業の醍醐味です。
山本:
(相変わらず発電機を回しながら) 本当に、大人でも思わず夢中になっちゃいますね。しかし、小学生にこういった「体験」から次の「考える」ステップに移行してもらうのは、なかなか難しい事ではないでしょうか?
布谷様 :
そうですね。そのために、実験の次に実験結果を身近な「電気代」の話に置き換えて考えてもらいます。とはいえ、いきなり白熱灯からLEDに変える事でどれ位電気代が減るか、という話をしてもなかなか実験結果と結びつける事はできません。ヒントを示しながら、段階的に考えてもらいます。自分で考える過程を経る事で、省エネを自分自身の問題として捉え、実際の活動に結び付ける事ができるのだと考えています。

▲電力測定器での実験
※実際にはディスプレイに各ランプの消費電力が表示されています。結果はぜひ授業で体験して下さい。

▲手回し発電機を回す山本
大人でも思わず夢中になる実験です。

▲実際の発電実験の様子
みんな一生懸命に発電機を回します。
「快適とエコを両立するくらし」を実現し、浸透させるための次世代教育支援活動
御社がこういった出前授業を始められたきっかけや背景にはどういった事があったのでしょうか?
布谷様:
我々パナソニック電工は、これまで相反する関係にあった「快適」と「エコ」を両立させる、「快適、なのに、エコ。」「エコ、なのに、快適。」なくらしを創る事を使命と考えています。そういったくらしを実現し、浸透させるために、最も効果的なのは、たとえ時間はかかったとしても次世代への環境教育であると考えています。こういった考えが、私が所属するCSR部門だけでなく環境推進部門やCS部門からも提起され、「あかりのエコ教室」として、全社での次世代教育支援活動が開始される事になりました。
このような取り組みは現在、どのくらいの規模で行われているのでしょうか。
布谷様:
2008年度に初めての出前授業が行われてから、2009年には1200人、2010年度には2400人の児童に授業を行ってきました。そして今年度は5600人の児童に授業を行う計画になっています。多い月では15回の授業を行っています。こういった取り組みが認められ、今年度はキッズデザイン賞(キッズコンシューマーサポート部門)を受賞しました。
山本:
ご活動が進展するにつれ、実験器具も手作りの物から、かなり本格的なものになっていったんですね。
布谷様:
そうなんです。最初の頃は私自身が手作りした実験器具を使っていたんですよ。実は当部は設計・デザイン部門の出身者で構成しているので、こういった装置を作るのは大好きなんです。初期の頃は、LED電球がそれ程普及していませんでしたから、白熱灯と蛍光灯のみの実験装置でしたが、やがてLED電球を含む、本格的なものへと変遷しました。授業回数も増えるにつれ実験装置もそれなりの数を用意する事になり、必然的に運搬用や保管用のケースを作る事になりました。
▲実験器具の変遷
次世代教育支援活動が進展するにつれ、
実験器具も手作りの物(手前)からより本格的なもの(奥)になりました。
ケースご検討のきっかけは「ケースが重くて使いづらい事」
2010年の12月*にプラダンケースのお問合せ頂いたのには、こういった事業のご進展が背景にあったんですね。プラダンケースをお使い頂く前は、どのようなケースをお使いだったんでしょうか。
* インタビューは2011年10月に行いました。
布谷様:
プラダンケースを頼む前には、こういった小さなプラスチックのコンテナケースと写真の様なケースを使用していました。このケースも手作りです。コンパネに発泡材を貼り付けた作りになっています。設計者も何とか、通箱に必要な耐久性と強度、そして軽さを実現しようと頑張ってくれたんですが…それでもこのケースは重くて、運搬が大変でした。
その他、従来のケースに対するお悩みや問題点はございましたか?
布谷様:
路線便での運搬でしたので、プラスチックのコンテナが割れてしまう事もありました。業者に注意してもらうにせよ、中には電球などのガラス物が入っていますから、このままのこのケースを使用する事はできないな、と感じていました。電球を1つ1つ、買った時の梱包状態に直すのもなかなかの手間でしたし…。それから、このケースは実験器具4組で1梱包になるようになっていました。1回の出前授業につき必要な実験器具は8組なので多くの場合は問題なかったのですが、ステイクホルダー向けの展示会等で急きょ1組だけ必要になる事もあり、そんな時には以前のケースでは対応しきれませんでした。
なるほど、そういった問題からヤマコーにお問合せ頂いたんですね。 それではヤマコー、あるいはプラダンについてはどのようにお知りになりましたか?
布谷様:
プラダン製の通い箱自体は物流倉庫や展示会で、実際に取り扱っていましたから、以前から知っていました。授業頻度が高くなるにつれ、一層ケース改善の必要性を感じるようになり、丈夫だけど軽くて、繰り返し使えて…と考えているうちにプラダンでの通い箱製作に思い至りました。御社の事は、いくつかプラダン業者を検討するうちに知り、問合せてみる事にしたんです。
▲プラダンケース導入前
コンパネに発泡材を貼りつけた作りのものを使用されていました。
プラダンケースを10ヶ月使用して得られた効果と今ひとつだった点
最初のケースを納品させて頂いてから10ヶ月になりますが、実際にケースをお使いになっていかがでしょうか?
布谷様:
かなりいいですよ。梱包作業が楽になったという実感はあったのですが、今回インタビューを受けるにあたって、昨日の出前授業の機会に改めて梱包時間を測ってみたんです。これまでは、開梱や梱包作業にそれぞれ1時間程度かかっていました。ところが昨日はお昼の授業が終わった12:00から梱包を初めて、12:20分には終わっていたんです。授業が終わって5分ほどは子どもたちの質問に答えていましたから、実質の梱包時間は15分程度です。もちろん講師陣の努力や慣れもあっての事なんですが、梱包時間は1/4にまで削減できました。
山本:
実際にお役に立てているようで何よりです。重量についてはいかがでしょうか?
布谷様:
1ケースあたりの重量が軽くなった事、それから持ち手が付いた事でかなり持ちやすくなりましたね。女性講師陣からの評判も上々です。私自身は外箱を2ケースでベルトでまとめられる点が気に入っています。運搬作業も台車に載せて移動させればよいので楽になりました。 以前は従来の箱と同様にCSR部で保管していたんですが、授業頻度が高くなったこともあり、現在では物流センターで保管してもらっています。配送の手続きを物流の専門部署に任せられるようになり、より効率良く実験器具を回せるようになりました。プラダンケースを導入したことによって実現した面もありますから、副次的な効果と言えるかもしれません。
▲物流センターでのプラダンケース
専門部署に任せられる事で配送効率が上がりました。
それでは逆に、使ってみたからこそ分かる、もう一歩という点はございますか?
布谷様:
そうですね、パッと見て梱包の仕方が分からない所ですかね。最初の頃は結構、間違った梱包をされてきたんです。特に手回し発電機はひどかったですね。
山本:
そうでしたか…。それでこのように丁寧なパッケージ方法の説明書お作り頂いたんですね。
布谷様:
授業は、私たちCSR部門の社員だけでなく、他部署の各地域の駐在社員も担当するんです。ですから、梱包作業に慣れていない場合には、こういった問題が起きてしまいます。電球を入れている場所のように、他に梱包のしよがないように、手回し発電機も緩衝材にはめ込んでいくという形にできればよかったんですが…。
山本:
そうなんですよね…手回し発電機も緩衝材に当てはめるとなると…可能なんですが、かなりコストがかかりますし、必要なケースサイズが大きくなりますからね…。
布谷様:
もう1つが梱包時に案外ベルトが煩わしいという事です。先にもお話させて頂きましたが、ベルトで2つの外装箱をまとめられるというアイデアはかなり気に入っているのですが、梱包の時にベルトが裏返ったりして、意外と手間になるんです。ベルトを仮留めしておければ、かなり作業が楽になるんですが…今は梱包作業中にベルトがねじれないように置き方を工夫して作業しています。
山本:
本来、ベルトはアテや鋲で固定しているんですが、今回は台車に通したり上の梱包ケースと一緒に結び付けるために、フリーな状態にしているので、そういった手間が生じてしまいました。これらは新しい課題としてぜひ、設計とも話し合わせて頂きます。貴重なご意見、ありがとうございました。
▲布谷様が制作された取扱説明書を見せて頂きました。
今後の教育支援活動の進展
それでは最後に、これからの布谷様の目標と取り組みについて教えてください。
布谷様:
先にニュースにもなったように、2012年1月からパナソニック電工はパナソニックグループとして新たな一歩を踏み出すことになりました。企業市民活動への取り組みも、パナソニックグループの一員として継続し、これからも次世代教育活動をさらに進展させていきます。LED電球は3.11の震災をきっかけに、省エネを代表するアイテムとして広く認知されるようになり、子どもたちも詳しい事は知らないまでも、名前を耳にする事が増えたようです。現在では、教科書にもLEDの日本語訳である「発光ダイオード」の名前で掲載されています。夜の地球を宇宙から見た映像をご存じでしょうか?日本列島は夜であっても、数々の明かりによって、その姿がくっきりと浮かび上がっているんです。日本は他国に比べ、家庭における照明器具の消費量が多く、約16%を占めています。こういった現状にある日本だからこそ、LEDの効果について広く認知してもらう必要があります。これからもLEDをはじめとした、様々な教育支援活動を通じて「快適」と「エコ」が両立するくらしの実現に寄与していければと考えています。活動が進展し、新たな実験器具を導入した際には、ぜひまたケースをお願いしますね。
山本:
その際には、新たなご提案を差し上げますので、ぜひよろしくお願いいたします。
※ 本インタビューは2011年10月に行ったものです。 掲載情報はインタビュー時に基づきます。2011年12月掲載。

私たちが担当しました

■営業部:山本
梱包箱を通じ「あかりのエコ教室」に微力ながらもお役に立て嬉しく思います。このようなご活動が、将来の日本を支える糧になっているのだと気付かされました。布谷様には納品後にも貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。頂戴したご意見をもとに、一層お客様に喜ばれるご提案ができますよう精進いたします。
■設計部:北川
このケースは私の力だけで設計したものではなく、布谷さまに頂いたアイデアスケッチから始まり、ご一緒に作り上げたものです。布谷さまとお会いし、詳細を詰めさせて頂く過程で、何度も刺激的なアイデアを頂きました。実際にご使用になって使いづらい面もあったとの事。貴重なご意見を参考に、より良いケース作りに挑戦させて頂ければと思います。

今回のポイント


  • プラダンケースに切り替えた事により、ケース重量が約1/2に減少しました。これにより運搬などの荷役作業の負担を軽くする事ができました。
  • 内容物を緩衝材にはめ込む、挟むなど仕様を工夫する事により梱包に掛かる作業時間を1/4に圧縮できました。

取材後記

今回の取材では、布谷様のご厚意により「あかりのエコ教室」で行われている実験の一部を体験させて頂く事が出来ました。白熱灯、蛍光灯、LED電球とを手回し発電機で点灯させたのですが、各電球の種類によって回す時の手ごたえが全く違う事に驚き、感動しました。実際に経験させて頂いた事で、このような感情と体験を伴った"知識"を伝えているからこそ、子どもたちの行動を変えるきっかけになっているのだと気付きました。
なお今回の取材は、納品後10ヶ月経ったタイミングで行わせて頂きました。実際にケースをご使用頂く中で、プラダン製オーダーメイドケースの"軽量性"、"使い勝手の良さ"といったメリットを実感して頂き、嬉しく感じる一方、"梱包作業に慣れが必要だった"とのご示唆も頂きました。頂戴したご意見を元に、社員一同さらに良い提案、良いモノ作りを目指します。

今回の事例と同じコンテナ型ケースは
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